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2012.04.16 (Mon)

見本誌書評…なのか?(笑)

 今日はなにやら朝から少々寒い。
 それでも「もうあとには引けないぜ!」とばかりに、コンクリートの隙間から春の花を咲かせている草花をただ逞しいと感心する一日です。
 どうも武田でございます。

道端の花
道端の花

 お待たせいたしました。「そうさく畑 66」にて本部に直接ご提出いただいた見本誌の書評でございます。

「畑66」見本誌

①「休日散歩」 タイメイキカン 
 セリフもなく、淡々と朝?起きて家を出てから帰ってくるまでを追ったロードムービー的な作品。ストーリー性とは意味の違う面白さがあるし、こういうセリフのない漫画は、必然的に場面場面の構図や描写に凝らないといけない。その挑戦は好評価。惜しむらくは、多分24時間の間の出来事(マイナス寝てる間)ぐらいのストーリーイメージだと思われるのだが、どうも朝かなり遅い時間に起きて帰ってきて昼寝するぐらいの印象。正直こういう作品は相当根気がいると思うので、見かけ以上に大変だったと思う。

②「ねこたく2」「ショウネンシコウ」他 72mg
 四の五の言わない。この笑いのスピード感と、軽くブレーキ代わりの優しさのメリハリはかなり読後感が心地良い。なんだか「応援」したくなるキャラクターたちだとも思う。別に女の子にならんでもいいから、うちのも猫又になってでも長生きしてくれると嬉しいのだがとか関係無いことに思いを馳せる。しかしこのリアルなオタク趣味の描写は…(大笑)。

③「半獣戯画」 碧2
 動物擬人化テーマのアンソロジー。サークル主2名の他に七霧京さん(ぽらんぽらん)、直羊さん(F reDRE)、むげんはるかさん(銀竜書房)、うづきしなのさん(うたうねるね)が参加。全体的に明るいギャグ&コメディでまとまっているので、ほとんど違和感も躓きも無く読める。

④「花鰹ファンタジア 2」 花鰹
 一発芸的に笑えるところは結構笑えるのだけど、ちょっと「1」を読んでいないと辛いかも…という印象。…多分、私も読んでいないのでは…と思うのだが…。基本的にはほのかに温かい感じのサイドストーリーといったところか。

⑤「フライングドール LE Ver.1.01」 てむじん
 このスラップスティック感あふれるSFというのも昨今ではなかなかお目にかかれない気がする。絵のうまいヘタとかいう部分ではなく(まあ、人によって好みの差異はあると思うが)、このなぜかニタニタしながら読みきってしまう感じはなかなか得られるものではない。とりあえず、わしのようなおっさん世代はコマの隅っこに笑いを見つけてしまうような作品(笑)。

「畑66」見本誌

⑥「INNOCENT vol.1 Ⅰ」「Ⅱ」他 Xiang
 うーむ。これは背筋にぞくぞく来た(※ホラーな意味ではなく)ストーリーだ。キャラクターも魅力的で、男として「うむ」と思えてしまう個性だ。最初、委員長のキャラがいいなぁ…とか思っていたらこれが…いかんいかん(笑)。あとは何か途中で集中力が途切れるような違和感があるな…と思ったのだが、乱闘シーンや格闘シーンは必須のストーリージャンルなのだが、そこの描写がおざなりな印象なのが多分その原因。ドラマ性の高い作品だと思う。

⑦「壱大漫研部員の生態」 ガセネタ
 共通キャラと共通の舞台設定で、複数の作家が独自にストーリーを紡ぎ出す、いわゆるクロスオーバー形式に近いスタイルでの作品。設定故か、けっこーパワフルに笑えたりする(笑)。また、こういう試み自体が楽しそうで、またそれが伝わってくるのも良いじゃないか。なんかうらやましいぞ(大笑)。

⑧「A→Z」「RUBBISH!」 ニチヨウビシンドローム
 この作者の個性はひとつの到達点として確立されていて、イラスト本であるという点では読者それぞれの感性による評価以外はありえんと思うので私はノーコメント。ただ、なにか違う引き出しを持ち出せる可能性は高いのかと期待する一面がある。「A→Z」の巻末の詩が妙に気になるのだが、これはオリジナルなのだろうか? それともなにかの訳か? この一冊のテーマを締めくくる意味で実に効果的だ。不思議に心にひっかかっている。

⑨「魂の行方」「ムーンダンサー」他 三日月工房
 えーっと、最初に一言。
「アルファロメオ・モントリオールかよっ!」
 多分…これを作品内でキャラの愛車としてチョイスする作家はかなり珍しいと思うぞ(笑)。まあ、それは置いといて、ストーリーの方も60~70年代ぐらいのミステリーSFを髣髴させるスタイル。それがむしろ今の時代は心に響く。まあSFだろうと、ファンタジーだろうと、キャラクターたちの根底にある優しさが揺るがない感じがかなり良いのである。ちなみに私は、物にも魂は宿ると信じている。理屈や科学ではない。あるものはある! それで良いのである。
※70年代に一世を風靡した第一次スーパーカーブームの中にあって超マイナーな1台。絵を描こうとするとわかるが、おそろしくパースの取りにくい車(苦笑)。

「畑66」見本誌

⑩「お星さまとお月さま」「うさどん」他 かにんの家
 月とウサギがテーマか。カニがいい味を出している(※料理の話ではありませんw)とか、最後に「ああ」と思わせるオチとか。しっかり笑いもあるし(笑)。何気に忘れていそうな知識や感情、言い伝えなんかがさり気に散りばめられていて、郷愁感にも似た読後感がある。
 
⑪「不良少年ミニマムッ!」「うちのさつきは。1」他 てくたいと
 なんだろう。すっごい真っ当な手塚治虫大先生の臭いがする。というのが最初の感想だった(念のために言いますが、誉めてます)。最近の作品はキャラクターの表情などもさらに豊かになっていて、冷静に見れば違った個性なのだが、特に古い作品にそのイメージが強いのが刷り込みになったきらいもあるかもしれない。だがそのストーリーの骨子が手塚先生を髣髴させるものがあるのも事実だと思う。まあ、それはさておいてもキャラクターの魅力は酷くひきつけるものがある。あ、うちの猫も同じようなことをやるやつが(笑)。

⑫「それいけガスマスク」「Bugs」「女官日記」 SiestaWeb
 一応…ハードそうな「Bugs」の方が本ストーリーで「それいけ-」はおまけ本らしいのだが…どう見ても「それいけ-」の方が密度が…(笑)。しかも、キャラの個性や設定もこっちの方がメリハリが効いていると来て、しかも面白い。笑える。どうしたものか。文句無く今回の続編希望ナンバー1だ(大笑)。いや、本当は今回のメインは「女官日記」だと思うのだがつい(苦笑)。こちらはなんというのか、優しい人たちがつむぐ微笑みの連鎖は癒しの効果はでかいと思う一冊。

⑬「強面バンビにご用心」 はるうらら
 18禁である。と断った上で、実はこういう甘々な話はきらいじゃない。BLも私ゃ問題ない。途中でキャラを女の子に脳内変換しそうになったが、これはキャラが男であることこそが面白い作品だと感じて修正(笑)。それにしても、セリフのテンポとセンスが妙に愉快だ。(余談・なんとなく●魂の沖●×近●を連想したわしはダメダメかもしれん…)

⑭「ミディアミルド物語 5 マーナの知将」 千美生の里
 多分、本当に今まで何度も言ったと思うのだが、この作者の文章そのものに対する丁寧なこだわりは好感度が高い。これだけの長編であるにもかかわらず、この一冊を途中から読んでもなんとなく前の話がおぼろげに浮かぶ。絶妙な前話の「臭わせ方」とでもいうのだろうか。必然的に前の話をちゃんと読んでみたくなろうというものだろう。しかも、驚くのはこのボリューム(A5版146ページ 厚さ11㎜)で550円は おかしい(苦笑)。はっきり言って、全冊揃えたところでのコストパフォーマンスは相当だと思う。

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⑮「葬儀屋 Ⅱ;黒き狩人~前編~」 冥雅堂
 アンダーティカーと聞くと、某プロレスラーを連想してしまうのだが、それは置いといて(苦笑)、散文詩のような文章の綴り方に特徴があり、特にそこは同じようなスタイルを使うことがある私としては興味深い。まだ修練中なのか色々と実験をしているためなのか、少々読みにくい部分も見られるが、(現状では)決して失敗ということでは無いと思う。ただ、一冊の単位の内容が短いため、キャラの描写が仕切れていない印象が強い(イメージが持続しない?)。できれば、少しストーリーがまとまった単位で1冊の本にした方が、そうした心配も薄まると思うし、作品としての印象はかなり違ってくるから(作者はそこで満足しても、読者はそうはとりません。少しそこを意識するのがコツですね)。総集編とかで読むと随分と印象が変わる気がする作品でもある。個人的には期待したいキャラとストーリーだ。

⑯「魔女と青年」 Wyrdred
 なんとなくキャラの関係や設定にそそられるものはあったが、長編ストーリーのあらすじをまとめた本という印象。文章そのものも荒いのでまだ修練と研究が必要だとは思う。おそらくこれを言わせたかったんだろうなという強いテーマと想い入れは感じるのだが、そこだけを書いて満足してしまったのだろうか? これを骨子にしてさらにドラマを肉付けしていけば、なんだか良いストーリーが出来そうなのだけど…。
余談・ ネットの方も拝見してみたが、文章の荒さも含めてなぜかこの作品だけ面持ちが違うし、やはりもう少しじっくりと仕上げれば良い感じになっただろうと思えてしょうがない。あと、短いストーリーには短いストーリーの描き方(現状ではショートが得意な印象だが)、長編には長編の描き方、それに文章の選び方というものがある。その点で、この作品がなぜか中途半端な印象なのが残念だ。「書く」ことのエネルギーと「作品」への愛は正しく感じるので頑張っていただきたい。

⑰「うたつかい2012 第6号」他 Studio Radical Alice
 発行が「うたつかい編集部」となっているので委託なのかもしれません(ネットでも調べたのですが、ちょっとわかりませんでした)。短歌とかって、どういうルールだったっけ?とか思い出せないまま読み始めて「しまった、これは昨日の晩に酒飲みながら読むべきだった」と激しく後悔する(苦笑)。漫画や小説の紹介でアンソロジーとは幕の内弁当的な楽しみ…とよく書くのだが、まさにこれは歌舞伎見物の幕間の幕の内弁当! じっくりと考えて読むものから笑いを誘うものまで、なんだかインスピレーションをビンビン刺激されるぞ。

⑱「天使の贈り物」「こころひとかけら」 小鳥部屋
 「天使の-」は、花にテーマを絞った詩集。結構知らん花があるので、それを調べながら読むも一興。とりあえず、牛蒡の花ってどんなんだったっけと調べてみる(笑)。「こころ-」は基本的に季節を追って散文詩を散りばめた印象。ブログに掲載されていたものの再編詩集らしい。それだけに2編ほど違和感がある(順番間違えたんじゃ…)なんてことを考えるほどまとまっていて、特にそこを気にしなければこれも良い酒の肴(おい)になる。

⑲「激闘! 夢咲月葉 VS ライオンズエクスプレス」他 関西霧葉
 えーっと、いわゆる乗りテツ系…で良いのだろうか。いや、これはバスなんですがね(笑)。ご提出いただいた別の本ではしっかり電車だし。なんというのか、こういう体当たり感強いのは嫌いじゃないんです。無意味とか、バカに見えるとか、そんなことを考えていたら出せない一冊。いや…それとも、考えていてもやっちまった一冊なのか?(大笑) 

 まずは今回このあたりで。なお、この企画の対象は「当日本部に直接提出された見本誌」です。もしも、提出したはずなのだけど見当たらない…という方はご一報を。
 さて、そろそろGWの「スーパーコミックシティ」「コミックシティ大阪」での見本誌読書会の準備をやらんといかんのです。
 それでは、次の更新まで。

ボンとモモ
 珍しいボンとモモのツーショット。普段は空気を読めないボンが、無謀にも圧倒的体格差のあるモモに挑むも一喝されて撃退されるというのがパターン(笑)。

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テーマ : 同人イベント - ジャンル : アニメ・コミック

15:55  |  書評?  |  トラックバック(0)  |  コメント(1)

Comment

書評ありがとうございます

武田様
書評ありがとうございました。今年初参加させて頂きました三日月工房です。
はい、確かにモントリオールでございます。ただ、執筆開始時は実車のデータがあまりにも少なく、バックショットは資料なしでフィアット・ディーノだったり(笑)ヘッドライト点灯にも関わらずライトカバーが閉じたままだったりと突っ込み所は満載です。聞いてませんか(笑)

それから、見本誌読書会準備中の写真に、私の本&おくづけが(^^;;;旅立った我が子を垣間見るようでチョット嬉しいですね。

GWもお仕事とのこと、お疲れ様です。お体に気をつけて!
また来年参加できるよう頑張りたいと思います。

三日月工房 |  2012.04.28(土) 00:01 | URL |  【編集】

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