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2012.04.16 (Mon)

見本誌書評…なのか?(笑)

 今日はなにやら朝から少々寒い。
 それでも「もうあとには引けないぜ!」とばかりに、コンクリートの隙間から春の花を咲かせている草花をただ逞しいと感心する一日です。
 どうも武田でございます。

道端の花
道端の花

 お待たせいたしました。「そうさく畑 66」にて本部に直接ご提出いただいた見本誌の書評でございます。

「畑66」見本誌

①「休日散歩」 タイメイキカン 
 セリフもなく、淡々と朝?起きて家を出てから帰ってくるまでを追ったロードムービー的な作品。ストーリー性とは意味の違う面白さがあるし、こういうセリフのない漫画は、必然的に場面場面の構図や描写に凝らないといけない。その挑戦は好評価。惜しむらくは、多分24時間の間の出来事(マイナス寝てる間)ぐらいのストーリーイメージだと思われるのだが、どうも朝かなり遅い時間に起きて帰ってきて昼寝するぐらいの印象。正直こういう作品は相当根気がいると思うので、見かけ以上に大変だったと思う。

②「ねこたく2」「ショウネンシコウ」他 72mg
 四の五の言わない。この笑いのスピード感と、軽くブレーキ代わりの優しさのメリハリはかなり読後感が心地良い。なんだか「応援」したくなるキャラクターたちだとも思う。別に女の子にならんでもいいから、うちのも猫又になってでも長生きしてくれると嬉しいのだがとか関係無いことに思いを馳せる。しかしこのリアルなオタク趣味の描写は…(大笑)。

③「半獣戯画」 碧2
 動物擬人化テーマのアンソロジー。サークル主2名の他に七霧京さん(ぽらんぽらん)、直羊さん(F reDRE)、むげんはるかさん(銀竜書房)、うづきしなのさん(うたうねるね)が参加。全体的に明るいギャグ&コメディでまとまっているので、ほとんど違和感も躓きも無く読める。

④「花鰹ファンタジア 2」 花鰹
 一発芸的に笑えるところは結構笑えるのだけど、ちょっと「1」を読んでいないと辛いかも…という印象。…多分、私も読んでいないのでは…と思うのだが…。基本的にはほのかに温かい感じのサイドストーリーといったところか。

⑤「フライングドール LE Ver.1.01」 てむじん
 このスラップスティック感あふれるSFというのも昨今ではなかなかお目にかかれない気がする。絵のうまいヘタとかいう部分ではなく(まあ、人によって好みの差異はあると思うが)、このなぜかニタニタしながら読みきってしまう感じはなかなか得られるものではない。とりあえず、わしのようなおっさん世代はコマの隅っこに笑いを見つけてしまうような作品(笑)。

「畑66」見本誌

⑥「INNOCENT vol.1 Ⅰ」「Ⅱ」他 Xiang
 うーむ。これは背筋にぞくぞく来た(※ホラーな意味ではなく)ストーリーだ。キャラクターも魅力的で、男として「うむ」と思えてしまう個性だ。最初、委員長のキャラがいいなぁ…とか思っていたらこれが…いかんいかん(笑)。あとは何か途中で集中力が途切れるような違和感があるな…と思ったのだが、乱闘シーンや格闘シーンは必須のストーリージャンルなのだが、そこの描写がおざなりな印象なのが多分その原因。ドラマ性の高い作品だと思う。

⑦「壱大漫研部員の生態」 ガセネタ
 共通キャラと共通の舞台設定で、複数の作家が独自にストーリーを紡ぎ出す、いわゆるクロスオーバー形式に近いスタイルでの作品。設定故か、けっこーパワフルに笑えたりする(笑)。また、こういう試み自体が楽しそうで、またそれが伝わってくるのも良いじゃないか。なんかうらやましいぞ(大笑)。

⑧「A→Z」「RUBBISH!」 ニチヨウビシンドローム
 この作者の個性はひとつの到達点として確立されていて、イラスト本であるという点では読者それぞれの感性による評価以外はありえんと思うので私はノーコメント。ただ、なにか違う引き出しを持ち出せる可能性は高いのかと期待する一面がある。「A→Z」の巻末の詩が妙に気になるのだが、これはオリジナルなのだろうか? それともなにかの訳か? この一冊のテーマを締めくくる意味で実に効果的だ。不思議に心にひっかかっている。

⑨「魂の行方」「ムーンダンサー」他 三日月工房
 えーっと、最初に一言。
「アルファロメオ・モントリオールかよっ!」
 多分…これを作品内でキャラの愛車としてチョイスする作家はかなり珍しいと思うぞ(笑)。まあ、それは置いといて、ストーリーの方も60~70年代ぐらいのミステリーSFを髣髴させるスタイル。それがむしろ今の時代は心に響く。まあSFだろうと、ファンタジーだろうと、キャラクターたちの根底にある優しさが揺るがない感じがかなり良いのである。ちなみに私は、物にも魂は宿ると信じている。理屈や科学ではない。あるものはある! それで良いのである。
※70年代に一世を風靡した第一次スーパーカーブームの中にあって超マイナーな1台。絵を描こうとするとわかるが、おそろしくパースの取りにくい車(苦笑)。

「畑66」見本誌

⑩「お星さまとお月さま」「うさどん」他 かにんの家
 月とウサギがテーマか。カニがいい味を出している(※料理の話ではありませんw)とか、最後に「ああ」と思わせるオチとか。しっかり笑いもあるし(笑)。何気に忘れていそうな知識や感情、言い伝えなんかがさり気に散りばめられていて、郷愁感にも似た読後感がある。
 
⑪「不良少年ミニマムッ!」「うちのさつきは。1」他 てくたいと
 なんだろう。すっごい真っ当な手塚治虫大先生の臭いがする。というのが最初の感想だった(念のために言いますが、誉めてます)。最近の作品はキャラクターの表情などもさらに豊かになっていて、冷静に見れば違った個性なのだが、特に古い作品にそのイメージが強いのが刷り込みになったきらいもあるかもしれない。だがそのストーリーの骨子が手塚先生を髣髴させるものがあるのも事実だと思う。まあ、それはさておいてもキャラクターの魅力は酷くひきつけるものがある。あ、うちの猫も同じようなことをやるやつが(笑)。

⑫「それいけガスマスク」「Bugs」「女官日記」 SiestaWeb
 一応…ハードそうな「Bugs」の方が本ストーリーで「それいけ-」はおまけ本らしいのだが…どう見ても「それいけ-」の方が密度が…(笑)。しかも、キャラの個性や設定もこっちの方がメリハリが効いていると来て、しかも面白い。笑える。どうしたものか。文句無く今回の続編希望ナンバー1だ(大笑)。いや、本当は今回のメインは「女官日記」だと思うのだがつい(苦笑)。こちらはなんというのか、優しい人たちがつむぐ微笑みの連鎖は癒しの効果はでかいと思う一冊。

⑬「強面バンビにご用心」 はるうらら
 18禁である。と断った上で、実はこういう甘々な話はきらいじゃない。BLも私ゃ問題ない。途中でキャラを女の子に脳内変換しそうになったが、これはキャラが男であることこそが面白い作品だと感じて修正(笑)。それにしても、セリフのテンポとセンスが妙に愉快だ。(余談・なんとなく●魂の沖●×近●を連想したわしはダメダメかもしれん…)

⑭「ミディアミルド物語 5 マーナの知将」 千美生の里
 多分、本当に今まで何度も言ったと思うのだが、この作者の文章そのものに対する丁寧なこだわりは好感度が高い。これだけの長編であるにもかかわらず、この一冊を途中から読んでもなんとなく前の話がおぼろげに浮かぶ。絶妙な前話の「臭わせ方」とでもいうのだろうか。必然的に前の話をちゃんと読んでみたくなろうというものだろう。しかも、驚くのはこのボリューム(A5版146ページ 厚さ11㎜)で550円は おかしい(苦笑)。はっきり言って、全冊揃えたところでのコストパフォーマンスは相当だと思う。

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⑮「葬儀屋 Ⅱ;黒き狩人~前編~」 冥雅堂
 アンダーティカーと聞くと、某プロレスラーを連想してしまうのだが、それは置いといて(苦笑)、散文詩のような文章の綴り方に特徴があり、特にそこは同じようなスタイルを使うことがある私としては興味深い。まだ修練中なのか色々と実験をしているためなのか、少々読みにくい部分も見られるが、(現状では)決して失敗ということでは無いと思う。ただ、一冊の単位の内容が短いため、キャラの描写が仕切れていない印象が強い(イメージが持続しない?)。できれば、少しストーリーがまとまった単位で1冊の本にした方が、そうした心配も薄まると思うし、作品としての印象はかなり違ってくるから(作者はそこで満足しても、読者はそうはとりません。少しそこを意識するのがコツですね)。総集編とかで読むと随分と印象が変わる気がする作品でもある。個人的には期待したいキャラとストーリーだ。

⑯「魔女と青年」 Wyrdred
 なんとなくキャラの関係や設定にそそられるものはあったが、長編ストーリーのあらすじをまとめた本という印象。文章そのものも荒いのでまだ修練と研究が必要だとは思う。おそらくこれを言わせたかったんだろうなという強いテーマと想い入れは感じるのだが、そこだけを書いて満足してしまったのだろうか? これを骨子にしてさらにドラマを肉付けしていけば、なんだか良いストーリーが出来そうなのだけど…。
余談・ ネットの方も拝見してみたが、文章の荒さも含めてなぜかこの作品だけ面持ちが違うし、やはりもう少しじっくりと仕上げれば良い感じになっただろうと思えてしょうがない。あと、短いストーリーには短いストーリーの描き方(現状ではショートが得意な印象だが)、長編には長編の描き方、それに文章の選び方というものがある。その点で、この作品がなぜか中途半端な印象なのが残念だ。「書く」ことのエネルギーと「作品」への愛は正しく感じるので頑張っていただきたい。

⑰「うたつかい2012 第6号」他 Studio Radical Alice
 発行が「うたつかい編集部」となっているので委託なのかもしれません(ネットでも調べたのですが、ちょっとわかりませんでした)。短歌とかって、どういうルールだったっけ?とか思い出せないまま読み始めて「しまった、これは昨日の晩に酒飲みながら読むべきだった」と激しく後悔する(苦笑)。漫画や小説の紹介でアンソロジーとは幕の内弁当的な楽しみ…とよく書くのだが、まさにこれは歌舞伎見物の幕間の幕の内弁当! じっくりと考えて読むものから笑いを誘うものまで、なんだかインスピレーションをビンビン刺激されるぞ。

⑱「天使の贈り物」「こころひとかけら」 小鳥部屋
 「天使の-」は、花にテーマを絞った詩集。結構知らん花があるので、それを調べながら読むも一興。とりあえず、牛蒡の花ってどんなんだったっけと調べてみる(笑)。「こころ-」は基本的に季節を追って散文詩を散りばめた印象。ブログに掲載されていたものの再編詩集らしい。それだけに2編ほど違和感がある(順番間違えたんじゃ…)なんてことを考えるほどまとまっていて、特にそこを気にしなければこれも良い酒の肴(おい)になる。

⑲「激闘! 夢咲月葉 VS ライオンズエクスプレス」他 関西霧葉
 えーっと、いわゆる乗りテツ系…で良いのだろうか。いや、これはバスなんですがね(笑)。ご提出いただいた別の本ではしっかり電車だし。なんというのか、こういう体当たり感強いのは嫌いじゃないんです。無意味とか、バカに見えるとか、そんなことを考えていたら出せない一冊。いや…それとも、考えていてもやっちまった一冊なのか?(大笑) 

 まずは今回このあたりで。なお、この企画の対象は「当日本部に直接提出された見本誌」です。もしも、提出したはずなのだけど見当たらない…という方はご一報を。
 さて、そろそろGWの「スーパーコミックシティ」「コミックシティ大阪」での見本誌読書会の準備をやらんといかんのです。
 それでは、次の更新まで。

ボンとモモ
 珍しいボンとモモのツーショット。普段は空気を読めないボンが、無謀にも圧倒的体格差のあるモモに挑むも一喝されて撃退されるというのがパターン(笑)。

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2009.06.23 (Tue)

「畑63」当日分見本誌書評③

 ちょっと忙しくて、告知が遅れましたが「畑64」の申込用紙できました。先日の「コミックシティ大阪75」と「擬人化王国」から展開しております。

「畑64」チラシ
今回のイラストは、シメサバトラネコの梅玉奈部さん。猫vsヒキガエル(笑)。

 申込用紙をご希望の方は、赤ブーへご請求いただいても結構ですし、このブログのメールフォームからご連絡いただいても結構です(いずれも送料無料)。
 今回の目玉①は、自分的原画展が「猫展+(プラス)」。復活の猫展にプラスして、猫に限らず動物系全般での自分的原画展。
 目玉②はジャンルの変更…って、またですかいって感じですが、今回は簡略化した上で目玉は日替わり定食。A定食は「師弟」。B定食は「メガネ」です(大笑)。
 このあと、サプライズの追加もあるかも…しれませんが…それはいずれまた。それでは、皆様よろしくお願いします。

 で、前回の続き。「畑63」当日提出見本誌の簡単な書評の小説編です。

畑63提出見本誌

①「風に飛ぶペイパー」ぷろじぇくと えっくす
 恋愛小説。必要以上に丁寧過ぎない表現範囲で場面場面の風景が自然に浮かぶ描写と演出はなかなか。ただ、もう少し表現、もしくは場面に「気遣い」の必要はあるかも。場面の展開時の演出が少々唐突に過ぎる印象で、ある程度狙ったものであることは理解できるのだが、そのバリェーションに変化がないのが特にそう感じさせる要因と思われる。

②「mortuary tablet vol.1」だっぴ
 SFロボット青春もの。書きたいテーマや、キャラクターの方向性などはっきりしていてわかりやすい。意外とキャラクターの生活感などもあって良いと思う。ただ、もう少し世界観の導入をじっくりと作るべきだという印象が強い。シリーズ物の前提なのだし、焦らずじっくりやりましょう。あと、奥付やサークル名ぐらいは忘れずに。

③「百合短歌」Studio Radical Alice
 いや、タイトルから連想するとおりの内容そのもの(笑)。女の子同士の恋愛を短歌に綴る。特に「前向き」「元気」といったものを連想させる歌に光るものを感じる。これなら、百合趣味でない人でも充分に楽しめる内容。

④「ピュアティア」大福ワルツ
 青春恋愛ものひとひねり(笑)。申し合わせたのかどうか知らないが、二人の作品(※この本は、漫画描き小説書きの作家2名の合同誌)のテーマがほぼ重なっているので意外と違和感がない。特に目新しい設定やストーリーという気はしないが、細かい演出で「現代」を感じさせる内容。

畑63提出見本誌

⑤「翼印の国」かぼちゃのたね
 亜細亜風歴史ファンタジー? なぜだろうか。1960~1970年代の海外SFの迷いの無さを連想した(※この作品はSFではない)。世界観がしっかりしていて、少々強引な出だしでも気にならず、セリフが多目の割には全くつまずかない。キャラクターの印象付けが巧みであることも一因か。強いて言えば、少し文字間と行間が詰まりすぎているので、行間だけでも広げられることをお勧めします。それで随分と印象が変わりますから。

⑥「一千万ドルの孤独」Circus Poet
 少々古典的な印象の人類滅亡系SF…なのだが、少し…いや、かなり理解しがたい展開で、これもある種の発想の転換だろうかと考える。生活感の描写が良く、うっかりすると破綻しそうな部分があるにもかかわらず、それら全てを魅力的に引き出すことに成功している印象だ。

⑦「わるけみすと・シオン」湖音
 一言で言ってファンタジー。これからのストーリー全体のプロローグ的な範疇を出ていないので、内容的にはなんとも言えないところだが、独自の世界観とその導入。描写の丁寧さと、言葉作りには前向きなものを感じる。ただ、多分文章を感覚的に「紡ぐ」ことを意識していると思われるのだが、いかんせん文章の区切りの付け方にバランスの悪さがあり、成功している部分とそうでない部分の差を感じるのが少々残念。このタイプの文章スタイルには個人的に興味があるので頑張っていただきたい。

⑧「彼女たちの物語。~Haruna~序章」嬌鳥吟歌
 微妙なバランスでの百合系ファンタジー? キャラクターの設定が不可思議で、今ひとつ理解しきれているとはいえないのだが、そもそもそれが狙いの作品であろう。しかるに、主人公のキャラクターはしっかりと立っている作品。うーむ。不思議な(笑)。

 多分、今日か明日あたりに「とらねこツクネのガレージ」の方も更新します。内容は、多分先週に出かけていた「北陸本専3」とかでしょう(笑)。
 それではまた。

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20:17  |  書評?  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2009.06.10 (Wed)

「畑63」当日分見本誌書評②

 前回の続き。「畑63」での当日提出見本誌の書評もどきです。

見本誌

①「もしも30人の元木あゆみ」お前の母ちゃんドライアイ
 多重人格(?)ネタの漫画というのは結構あるパターンだが30人級はそうそうないな(笑)。しかし、ストーリーはギャグではなく、シュールな展開からきっちりと伝えるべきオチをつけている。惜しむらくは、30人のうち15人までしかキャラがわからないことだろうか(いや、こだわるとこじゃないのはわかっているんだが…苦笑)。

②「永恒」清風藍波
 うっかりすると説明っぽくなりそうな設定を自然に読ませている。文字数も決して少ない印象ではないのだが、巧みな構図と会話のつながりでうまく引き込まれる感じ。20ページしかない割には、そういう印象も抱かせない濃さもある。

③「ChaOS Order ―お姫さまはム茶を云う―Tresure Hunt」他 深華月
 基本的には、その辺のゲームでよくある設定と表現手法だからとっつきやすい。ノリで意表を突くのが得意なようで、キャラやストーリーの発想には光るものがあるのだけど、それを活かしきれていない感じ。なぜいきなり脈絡も無く料理バトル?という疑念を抱かせずに読者を引き込む展開を考慮すれば面白くなるかも。

④「きもちあい!」N〈A〉S
 甘々のツンデレ(笑)。本文だけなら11ページということもあるし、ストーリーテーマそのものは特に突出した物ではないが、登場人物2人ともキャラがしっかり立っていて生活感もあり感情移入がしやすい(意外と読後感は濃い)。おじさんは、こういう恋愛はうらやましいぞ(笑)。

⑤「しろたま様の言うことにゃ」幻想昭和本舗+
 ページ数の割にキャラ数が多いのだが、不思議と無理なくキャラが成立していることに関心。まだストーリーのプロローグ部分のみだが、意外と各キャラの生活感で読ませてしまう。女先生の存在が程よいインパクト(※あえて、アクセントではない)になっている(笑)。

⑥「with us!!」crazy pepper
 どことなくシュールな短編だが、不思議にほほ笑ましい。子供向けの絵本にしても良さそうな「お話」だが、そうはいかんところがポイントか(笑)。

見本誌

⑦「TIME GURDIAN」Runup + 大福ワルツ
 4人の作家による同一世界観によるクロスオーバー。正直、難しいことをやっていると感心。実は、こういうコンセプトが嫌いじゃない。難を言うと、この一冊のみ手に取った人にはキャラの相関関係さえわからないだろうということか。そのため、クロスオーバーの醍醐味である作家間でのキャラクターの行き来がどうも活かしきれてない印象。まあ修正は容易な話だと思う。

⑧「からすとおひさま」ちあろ書房
 なにやらパペットの存在感が楽しくて(笑)。登場人物に悪人がいないせいか、妙な安心感…いや、これはキャラクターそのもののスタイルによるところも大きいか。和む。

⑨「薔薇のマカロン」Corsage
 純愛百合系。ただし、ちとキャラがえぐいところが妙にリアル。ただし、ひっかかった男には一切同情しない。むしろ主人公に喝采を送りたいところ。話の流れは流麗であっさりと引き込まれる。

⑩「Illustrate Illustration」S.S.Square
 おお、スマート(車の名前)の本を出されていたサークルだ(笑)。パソコンによるイラスト描きの指南書ですな。私個人の参考用に本棚に…。個人的には、串先にへばりついた桃色の団子の残りに変に感心。

⑪「くまのばしょ」くままたび
 ずばり「絵本」。くまと女の子にこだわっておられるようで、それを初めて一冊のイラスト集にしたとのこと。タイトルと見比べながら眺めていると、想い入れがそこはかとなく理解できるような本。

ボン

 次回更新は「北陸本専3」から帰ってきてからですかね。ちょうど、「コミックボックスJr.」とかの原稿〆切が2本ほどあるタイミングなので少し遅れるかもしれません。
 それではまた。


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16:06  |  書評?  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2009.06.05 (Fri)

「畑63」当日分見本誌書評①

 とりあえず今回は「畑63」で当日提出いただいた見本誌の簡単な書評などを。なお、一度にやると視覚的に長いので(笑)何度かに分けてまいります。
 あと、持ち帰った見本誌の中に「当日図書館スペースに忘れて帰られた展示用見本誌」が紛れ込んだようで、もしかすると「アレ? 提出した覚えがないんだけど…」という同人誌が登場するかもしれませんが、そこはご愛嬌ということで。
 複数冊数をご提出していただいているサークルの場合は、どれか一冊を挙げさせていただく形にいたしております。
 あと、18禁本は一応、ここでは省いておりますので(このブログ自体が18禁ではない都合で)、あしからずご了承をお願いいたします。

見本誌

①「甘い香りの魔物たち」DREAMEAN発行
 オリジナルの魔法少女(?)もの。今回の漫画系では、もっともストーリーの展開やまとまり、キャラの立ち具合などが安定していたと感じた作品。読んでいて安心感の高いレベル。サークルは「Runup + 大福ワルツ」で参加。
②「剣機一体ジロカイザー」K-ING
見ると2006年の作品。こういうヒーロー系巨大ロボットものって、ついありがちな設定になる傾向があるのだが、これはぶっ飛んでいた(笑)。とりあえずオヤジには頭突き食らわしたい衝動に駆られたが、ラストのコマの「ぽんっ」に「おっ!(笑)」。
③「東十郎夜話 其の七 東名道おぼろ道中」てむじん
 なんかて出てくる車が60~70年代っぽくてツボに…(笑)。その上、妖怪系も好物と来ている私にはありがたい作品。節目節目の小ギャグが実にいいアクセントになって効いている。実は、こういう手法はバランスが悪いと途端にストーリーの流れが破綻したりする危険があるのだが、この辺のバランス感覚は経験の賜物か。
④「定規を探して」ロマンキャン
 ライトな萌えコメディ。一応、ひとつの話としてきれいに完結させる形は出来ているが、長編へのプロローグ臭いイメージ(※それが悪いということではない)。さてさて、どうでしょうか。
⑤「雨の猫寺」ももんがの里
 ヒットもすれば空振りもする。おしょうさんの優しさが微笑ましく和ませてくれる。はて…どこかでこういう種類の人間を見た記憶があるのだが、果たしてどこで…? 同時に提出されていた長編ファンタジーものなどは、プロットがしっかりしていて見せ場をうまく利用しているためか、途中から読んでも意外と違和感がない。感覚的な見せ方がうまいのだろう。
⑥「GRANLOAD」hp
 典型的ゲーム系ファンタジー。…っぽいのだが(笑)、そんなことはどうでも良く、おっさんのキャラが実にいい立ち具合だ。つかみからオチまで外さない感じ。楽しい。

見本誌

⑦「ゴ満悦ッ!」イチマンゼロゴ
 いわゆる複数作家による幕の内弁当っぽさが魅力のオムニバス同人誌なので、一口に評価するのは難しいのだが、ギャグ系の冴えが際立つ印象。特に「(死亡)フラグが見える」なんて個人的には「もやしもん」の「菌が見える」以来のヒットだった(笑)。掲載されている4コマ漫画のネタも、1話単位どころか、全話をつないで起承転結がついていて関心。
⑧「オリーブ・ガール」となりのとろりー
 純愛百合系。こういう自然な会話の流れで当たり前のように進行するストーリーと言うのは意外と難しかったりするが、構図やエピソードのつなぎと工夫で見せきっている。作者の脳内でのイメージにぶれがない印象。大事なことだ。
⑨「Motto 春号」碧の空想。
 これも純愛百合系。特に起承転結があるわけでもないが、これはこれで素直に読み切れてしまう出来。なぜか笑ってしまう会話が楽しい。
⑩「ABOSHIくん本*01」千年あぼし
 隣の不思議異形キャラ系(笑)。この本自体は製作発表記念本的な印象。この次の展開に期待。でも、サークル名はどっかに入れておきましょう。
⑪「イヌ。です。」サークル名不明
 一応メアドはあるが、奥付がない。ダメですよ。サークル名ぐらい書いとかないと。これも不思議異形キャラ系(一応、犬らしいが)天然ギャグ4コマ。ニヤニヤしながら読む本(笑)。
⑫「人魚噺」湖音
 絵柄的に濃い目のファンタジーという印象が先立つが、内容はどこか所帯じみたファンタジー(笑)。しかも、なんだかさりげなくバカップル(大笑)。こういうノリ嫌いじゃねぇーなぁ。シリーズ化するんだろうか?

ボン

 というわけで、多分3回ぐらいに分割ですね。続きをお楽しみに。

 あと「とらねこツクネのガレージ」でも書きましたが、6月14日に石川県金沢で開催される「北陸本専3」に、スタジオD-BOX(武田の個人サークル)でサークル参加します。現地でお会いできる方いらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。それではまた。

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2009.05.28 (Thu)

もちろん私も漫画読む人

 すっかり緑が生い茂る季節。武田の仕事場の窓などはツタに占拠されて、野鳥の餌付けどころではなくなっております(苦笑)。

蔦

 先ごろ、昼飯を食いに出てこんなものが生えているのを見つけました。

ワイルドストロベリー

 断っておきますが、ここは四ツ谷です。ヘビイチゴかと思ったのですが、調べてみるとどうもワイルドストロベリーくさいですね。今度食ってきます。

 今週はシティの福岡ドームが終わって帰ってきたらすぐに更新とか思っていたんですが、少々ずれ込みました。

福岡ドーム

 コミックシティ福岡も良い盛り上がりだったと思います。そういえば、前回2月開催のときも深夜設営で、この3塁ベンチに寝袋持ち込んで一泊したっけ(最初はマウンドの上にテント張ってやろうかと考えていた)。このベンチシートが、例の安眠枕に使われているテンピュール製で、意外と寝心地が良かったりするのですよ(笑)。

 さて、ここしばらく「そうさく畑」の話題が無いので、適当なネタでお茶を濁していたら(これはこれでウケているようなのですがw) 「せっかくだから何でもいいから書評のようなものをやってくれ」と社内からのリクエストが。
 その類のネタは「とらねこツクネのガレージ」の方でやるつもりだったのだけど、まあ、それならそれでもいいかと…(笑)。
 というか、本当は最初に↓この「畑63」の会場で受け取った見本誌の書評を「そうさく畑の歩き方 ブログ出張版」としてやりたかったのだけど、ここしばらく落ち着いて見本誌を読んでいられなかったので、次かその次の更新ぐらいで取り上げたいと思います。

見本誌

 で、今回何でお茶を濁して…いや、そうじゃなくて(苦笑)。とりあえず、仕事場の机の周りに転がっている本を眺めてみる…と…

机の周りの本

 よしっ。これで行こう。ヤングアニマルの「デトロイト・メタル・シティ」で一発(笑)。

DMC

 今回、珍しくクラウザーさん出てきません。というか、根岸が黒根岸止まりでクラウザーに変身しません。それがなんとなく触覚に引っかかったのもあるのですが、なんといっても根岸が買った中古車がカローラⅡです。あえてカローラⅡです
 まあ、普通に読み飛ばすポイントかもしれませんが、ここでなぜカローラⅡが登場するのか、その理由が理解できる読者はどのぐらいいるのだろうか? (ピンと来るのは少なくとも30歳以上だろう)
 そもそも、現在生産されている車ではない。登場するのは1994~1999年に生産された最後のモデルである。つまり、新しく見ても1999年型10年落ち。悪くすれば15年落ちである。特に性能的にもデザイン的にも突出した車ではなく、現在の中古相場は6~12万円ぐらい。しかし、この金額でDMCの印税を惜しむ根岸って…。…いや、気分的なもんか(笑)。そういやDMCっていくらぐらい儲けてるんだろ…?
 あ、いかんいかん。なぜ根岸がカローラⅡである理由だった(苦笑)。
 当時のこのカローラⅡのCMソングが、その名も「カローラⅡにのって」。
 これがCM専用に作られたCMソングとしては異例のヒット。カラオケチャートも上位に位置づけられるほど。カラオケ屋で皆がこぞって、トヨタの大衆車の名前を連呼するのである。ある意味、異様だった(笑)。 個人的には車のCM関係としては、ケンとメリーの愛のスカイライン(愛と風のように)に次ぐインパクトだったのではと思う。
 で、このCMソングのヒットの効果で、先にも書いたとおり何の変哲の無い3ドアハッチバック車が おしゃれ車として位置づけられ、突発的にではあるが結構な台数を売ったのである。なにしろ、変哲も無いといえば、試しに1枚描いてみようと白紙を前にペンを構えたのだが… さっぱり形と特徴が頭に浮かんでこなかった(爆)。もっとも、そんな半ば勘違いにも近いブームが長く続くわけも無く、1999年の生産終了をもってカローラⅡはトヨタのラインナップから消滅する。
 さて、ここまで書けばおわかりかと思うが、クラウザーではない根岸の志向はキモイぐらいの おしゃれソングである。彼にとっては、正にピンポイントなベストカーであったことは想像がつく。
 勘違いであろうとなんだろうと、ドライバー自身が心のベストカーと信じる車こそがモアベターなのだ。だからそこはいい。笑いものにするネタですらない。
 だが…それでも一言言いたいことがある。

根岸ーっ! その車を一目見ただけで、なんの躊躇も無 「カローラⅡだ オシャレー」などと反応するその女は、絶対やばいってぇぇぇっ!

モモとボン

 

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